連載 保健予防事業のアウトソーシング最前線・2
保健予防アウトソーシング概論
山田 敦弘
1
1(株)日本総合研究所
pp.337-339
発行日 2007年4月15日
Published Date 2007/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101045
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平成20年4月の特定健診等の義務化が開始されるまで,残すところおおよそ1年となった.現在厚生労働省は「標準的な健診・保健指導プログラム」を準備中であり,手法についてはそこに示される.となると次の問題は,現場で誰がどのようにこれを実施するのかである.前号でも触れたが,特定健診等の義務化では,これまで対象であった被保険者に加え,被扶養者も健診・保健指導の対象となるため,対象者は単純に見積もっても5割増ぐらいにはなることが見込まれる.このような中で,医療保険者等の保健事業の実施主体が頼らざるを得ないのが,アウトソーシングである.本稿では「保健予防アウトソーシング概論」と題して,アウトソーシングの定義や形態について説明する.
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