特集 健康危機における情報ネットワーク
―衛生研究所の取り組み①―地方衛生研究所ホームページの現状と課題
篠原 志郎
1
1福岡県保健環境研究所情報管理課
pp.513-515
発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100902
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インターネットと電子メールの普及で情報が一瞬のうちに世界を駆けめぐり,情報価値が人・物・金のように見直される時代となってきた.地方衛生研究所(以下,研究所)も時局の要請に応えて情報化を促進し,現在,全国76研究所のうち60機関(78.9%)が自らのインターネットホームページ(以下,HP)を開設するに至っている.ほとんど自前で製作しているところが多く,その内容については地域住民のニーズに応えようと努力し工夫している.
健康危機問題については,厚生労働省が1997年1月,健康被害の発生予防,拡大防止等の基本指針を定め,関係機関に適切な措置を求めた.それを受けて健康危機管理マニュアル等が整備されてきた.ところが2001年9月のニューヨークの同時多発テロ以来,危機管理情報の重要性が一躍注目され,様々な分野で危機管理システムが見直されてきた.そこで,健康危機に関する情報ネットワークについて,研究所HPの有効活用の視点から検討してみた.
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