特集 地域医療のトピック―「救急医療」を考えよう
救急救命士の処置範囲の拡大の現状について
古木 康友
1
1消防庁救急救助課
pp.549-552
発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100762
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救急業務は,昭和38年に法制化されて以来,わが国の社会経済活動の進展に伴って,年々その体制が整備され,国民の生命・身体を守る上で不可欠な行政サービスとして定着している.
このような中,救急救命士制度は,病院外で発生する心肺停止傷病者の救命率の向上を目的として,平成3年に創設され,救急業務の高度化に大きな成果をもたらしてきた.平成14年4月には消防庁と厚生労働省は,さらなる救命率の向上を図るために「救急救命士の業務あり方等に関する検討会」を共同で開催し,救急救命士の処置範囲の拡大等についての検討を行った.
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