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日本で高病原性鳥インフルエンザ発生―その時保健所は何をしたか?
上村 輝夫
1
1山口県山口環境保健所
pp.200
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100543
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平成16年1月12日休日の朝,管内の阿東町生雲地区の養鶏場(約3万5千羽)で,本邦で79年ぶりに鳥インフルエンザが発生したとの報が自宅に入った.当初,本病に関する知識に乏しかった私にとって,本庁(県庁)担当課からのFAXによる迅速な資料提供は大いに役立った.と同時に,事の重大さを知ることとなった.
そこで,当所の感染症担当職員は本庁に赴く一方,直ちに当所の『健康危機管理マニュアル』の感染症対応指針に基づいて約10名(対人・対物サービス部門)で所内緊急対策会議を開催し,本庁から帰った職員の報告を交えて初動活動を開始した.
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