連載 現場が動く!健康危機管理・1【新連載】
79年ぶりに本邦で発生した高病原性鳥インフルエンザを体験して
上村 輝夫
1
1山口県山口環境保健所
pp.494-497
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100112
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今日,公衆衛生活動全般に求められる柱の1つは「暮らしの中の安全・安心づくり」であり,そのために平常時から,健康被害の未然防止と健康危機発生時における適切かつ迅速な対応は,きわめて重要である.
そうした折,2004(平成16)年1月12日(成人の日・祝日),当所管内である阿東町生雲地区の養鶏場において,本邦で79年ぶりに高病原性鳥インフルエンザ(以下「本病」)の発生が確定され,大混乱に包まれながらも,保健所として関係機関と連携しながら,概ね満足すべき健康危機対応が実行できたと思われる.本稿にてその取り組みについて報告する.
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