視点
大阪市における公衆衛生行政の展開
關 淳一
1
1大阪市
pp.666-667
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100462
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大阪市は,古くから人・もの・情報の交流拠点として発展し,江戸時代には「天下の台所」とも言われ,近世・近代を通じて,日本の産業経済の発展に大きな役割を果たしてきました.また,自由で進取の気象に富み,特色ある学術・文化・芸能を育んできた伝統が今も生きる都市でもあります.近年は,魅力ある国際集客都市としてのまちづくりが進み,内外から多くの観光客を迎えてにぎわう,新しい顔も持つようになりました.
このような都市の活動と市民生活を支える都市行政の一環として,公衆衛生の分野においても,健康寿命の延伸や新興感染症への対応等の新しいニーズに対応した施策が,ますます求められています.本稿では,これらの問題に対する大阪市の先進的な3つの取り組みについてご紹介したいと思います.
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