特集 アニマルセラピー
医療福祉の現場に参加する犬の適性問題
山﨑 恵子
1
1NPO法人日本介助犬アカデミー
pp.968-970
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100200
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人間の医療福祉の現場に犬が参加する場面は様々である.最近メディア等でもしばしば取り上げられている身体障害者補助犬をはじめとして,動物介在療法や介在活動,施設内飼育などの犬たちは,果たしてどのように選択されるのであろう.いや,選択されるべきなのであろう.どのような形で参加する犬であろうと,その適性は言うまでもなく,事前にチェックされなければならない.しかし単に適性と言っても,それを定義しなければ何をすることもできないであろう.
医療福祉の現場に参加する犬の適性を考えるにあたっては,2つのことをその主軸に置かねばならない.1つは公衆衛生上の安全性,そしてもう1つは,生物である犬が人間の精神にどのような影響を与えるかという点である.
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