連載 Health for All―尾身茂WHOをゆく・18
新たな“家庭医”像の提案
尾身 茂
1
1WHO西太平洋地域事務局
pp.692-693
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100149
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今回は,家庭医(Family Physician/General Physician)に関する話を続けよう.
前回は,家庭医の定義,存在意義,またその数が日本では絶対的に少ない点などについて述べた.今回は,世界家庭医学会(World Organization of National Colleges, Academies and Academic Associations of General Practitioners/Family Physicians: WONCA)アジア太平洋地域総会での講演の内容に基づいて,新たな“家庭医”に対する私の「提言」を述べよう(注:「家庭医」,「総合医」,「かかりつけ医」など,いろいろな言葉が使用されているが,ここでは便宜上,“家庭医”として使用しよう).
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