視点
日本医師会と公衆衛生
植松 治雄
1
1日本医師会
pp.2-3
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100008
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わが国の公衆衛生活動は,公衆衛生水準の著しい向上をもたらし,国民皆保険制度と相俟って,平均寿命世界一を達成した.
しかし,かつての伝染病予防法に見られたような国による社会防衛中心の政策から,個々の国民自らの予防および早期治療の積み重ねによって社会全体の防衛を図るという政策への転換が行われた.また,国民一人ひとりの主体的な健康づくりへの取り組みを基本として,健康に関するすべての団体と国民が一体となって健康づくり運動を展開していく「健康日本21」が策定されて,今日に至っている.
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