視点
医師会活動と公衆衛生
近藤 太郎
1
1東京都医師会
pp.258-259
発行日 2012年4月15日
Published Date 2012/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102393
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
東京都医師会の定款には,「本会は,医道を昂揚し,医学医術の発達普及と公衆衛生の向上を図り,もって社会の福祉を増進することを目的とする」とある.
私が診療所を開設したのは1997年11月.1999年1月から渋谷区医師会理事として,医師会活動を始めた.地域の住民や患者さんを集団で捉えることを,医師会の先輩方,保健所や行政の方々から,会議や実務を通し,実学としての公衆衛生を教わってきたと実感している.
本稿を書かせていただくにあたり,私のこれまでの医師会活動を振り返ってみたい.多くの方々からお教えいただいたことを基に,これから必要とされる医師会と保健所,行政との連携について,公衆衛生の視点から考えてみたい.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.