第27回日本腎不全看護学会・学術集会
論文投稿相談コーナー 実施報告書
小坂 志保
1
,
服部 智子
2
,
桐明 あゆみ
3
,
久米 真代
4
,
濵田 昌実
5
,
武田 貴美子
6
,
高橋 さつき
7
,
松村 直子
8
,
山内 英樹
9
1東邦大学看護学部看護学科
2下関市立大学看護学部看護学科
3久留米大学医学部看護学科
4福井県立大学看護福祉学部看護学科
5城西国際大学看護学部看護学科
6佐久大学看護学部看護学科
7群馬大学大学院保健学研究科
8地域医療機能推進機構徳山中央病院
9東京情報大学看護学部看護学科
pp.5-6
発行日 2025年4月30日
Published Date 2025/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134473270270010005
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- 文献概要
これまで編集委員会では,当学会誌における学会員からの投稿論文に関する迅速な査読プロセスの推進・管理の充実と腎不全看護における研究の発展に資することを目的とし,質的・量的な充実を図ってきました.そのうえで査読と掲載論文の質向上を図るため,2022年から3回にわたりオンラインにて査読セミナーを企画・開催しました.セミナーの内容としては,査読に関する基本的姿勢から,当学会誌における,質的・量的・事例・文献研究等の各研究デザインの査読のポイントなどを取り挙げ,毎回,学術分野や臨床現場の幅広い分野で経験をもつ編集委員が講師となり実施しました(表1).その中でセミナー後の質疑応答コーナーを設け,個別の質問にもできる限り対応してきましたが,オンラインでの対応には限界がありました.そのため,より具体的に相談できる対面の場を設け,学会員の皆様のニーズに対応するべく,委員会初の試みとして学術学会での投稿論文相談コーナーを実施しました(図1).
相談は2日間で計7件あり,1件あたり20分から1時間程度かけて,個別に対応しました.相談内容の内訳としては「実践報告の具体的な執筆の構成」「倫理委員会への対応」「事例報告における個人情報保護に関する配慮」など,「論文の投稿に関する相談」については「修士論文の学術雑誌への投稿方法」や「事例研究の書き方」「査読コメントに対する対応の方法」などがありました.編集委員からは各相談に対して,論理的な執筆の方法,査読に対するレスポンス,研究倫理の視点からの対応,論文の投稿の手順や注意点などのアドバイスを行いました.
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