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編集後記
柴崎 晋
pp.244
発行日 2026年5月15日
Published Date 2026/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134467030310030244
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昨今,「外科医不足」「〇億円の赤字」「病院存続の危機」といった見出しが新聞やメディアを賑わせており,外科医療を取り巻く環境は決して楽観できるものではありません.そのような状況の中,今回の診療報酬改定では「内視鏡手術用支援機器加算」や「外科医療確保特別加算」などが新設され,外科医療にとって前向きな要素も示されました.制度設計や実現に向けてご尽力いただいた先生方ならびに関係者の皆様に,この場を借りて厚く御礼申し上げます.今後ロボット支援手術の普及がさらに進むことが予想される一方で,従来の腹腔鏡手術や胸腔鏡手術のニーズも依然として高く,これらの手術に関する知識や工夫,経験を共有する場として,本誌の果たす役割は今後も大きいものと考えられます.
さて,今号には総説1編,原著1編,手術手技1編,症例報告8編の計11編が掲載されています.渡邊祐介先生による総説「電気メスの原理に基づくロボット支援手術における実践」では,これまで経験や感覚で語られることの多かったバイポーラーの使用について,その原理と具体的な使用方法が分かりやすく解説されています.このように手術の知識や技術を「視覚化」あるいは「言語化」して共有する試みは,手術手技の向上に大きく寄与するものと考えられ,ぜひ多くの先生方にご一読いただきたい内容です.

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