特集 知識と根拠を添えて! もっと、おもいやりに基づく在宅スキンケア
悩ましいスキントラブル・創傷のケアにアナザーチョイス!
—【ケース❺】—入浴できず、スキンケアもできない人がいます
岡部 美保
1
1在宅創傷スキンケアステーション
pp.120-122
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450310020120
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
私のアセスメント
皮膚のアセスメント
Dさんは長年寝たきり状態で、介護は娘が一人で行っていました。Dさんの清潔ケアは、訪問看護を利用する前から長期間、介護者による清拭のみで実施されていました。介護者は、入浴はもちろん皮膚を洗浄することにも拒否反応を示し、スキンケアへの拒絶があったことから訪問看護師さんたちは困り果て、慎重に皮膚に触れる対応が続いていました。
Dさんの下肢の皮膚は褐色から黒色に厚く固まり、痛みやかゆみの訴えもないことから、いわゆるアカツキ病(MEMO)と言われるスキントラブルを生じていました。Dさんの場合も、介護者のスキンケアに対する価値観に基づく、長年にわたる入浴拒否やスキンケア不足からアカツキ病に至ったと判断しました。

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

