特集 知識と根拠を添えて! もっと、おもいやりに基づく在宅スキンケア
悩ましいスキントラブル・創傷のケアにアナザーチョイス!
—【ケース❻】—蜂窩織炎を繰り返しています
岡部 美保
1
1在宅創傷スキンケアステーション
pp.123-125
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450310020123
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私のアセスメント
皮膚のアセスメント
Eさんは過去に水疱性類天疱瘡(MEMO)の既往があり、現在は寛解状態にあります。Eさんの水疱は下肢に多く出現しました。治療後の皮膚には色素沈着や浮腫が見られ、下肢潰瘍をきっかけに蜂窩織炎を繰り返すようになりました。
同行訪問を行うと、下腿部には硬性浮腫を認め、皮膚は柔軟性に乏しく色調の変調や滲出液の漏出もあり、バリア機能が著しく低下していました。また、下腿部には滲出液の漏出を回収するため、ペットシートが巻かれていました。ペットシートは密閉性が高いため、皮膚の温度と湿度が上昇します。皮膚温と湿度の上昇は皮膚の浸軟を招きやすくなり、Eさんの皮膚はすでにバリア機能が破綻した状態にあるため、さらに浸軟を招きやすく感染リスクも高いと言えます。

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