徹底分析シリーズ 治療装置が埋め込まれている患者の麻酔
仙骨神経刺激療法—刺激プログラムを伝達する
後藤 大輔
1
,
橘 進彰
1
Daisuke GOTOH
1
,
Akira TACHIBANA
1
1奈良県立医科大学 泌尿器科学教室
pp.598-601
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330060598
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SNM(sacral neuromodulation)とは仙骨神経刺激療法のことで,SNS(sacral nerve stimulation)と表記される場合もある。SNMは刺激プログラムを伝達する植込み型の仙骨神経刺激装置を用い,仙骨孔に挿入されたリードを介して仙髄神経を継続的に電気刺激して,便失禁や過活動膀胱などの排便・排尿機能障害の症状改善を得る治療法である。SNMの一般的な流れは,術前に排便・排尿日誌などを用いて便失禁や過活動膀胱の症状の程度を評価した後,まずはリードを主にS3の仙骨孔に挿入して体外的に仙髄神経を刺激し,症状改善の程度を評価する。この試験刺激によって症状改善が得られた場合は,継続的な電気刺激を行うために神経刺激装置を植込む1)。

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