特集 地域の「高齢者救急」を再考する 「下り搬送」と「地域包括医療病棟」に焦点を当てて
PART3 地域包括医療病棟への転換
—【解説】—「地域包括医療病棟」の機能から,地域の高齢者救急体制を再考する—国の政策を戦略的に現場で運用するために
小野田 舞
1,2
1一般社団法人看護系学会等社会保険連合 事務局
2国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科 管理実践看護学
pp.44-47
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550360010044
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高齢化の進展により高齢者の救急搬送が増加する中で,急性期治療後も医療的ケアを必要とする患者が増え,在宅復帰までの流れに課題が生じています。こうした課題を受け,2040年に向けた新たな地域医療構想として,急性期と回復期を一体的に提供する「包括期」という考え方が示されました。2024(令和6)年度診療報酬改定で新設された「地域包括医療病棟」は,急性期から在宅移行までの中間的な医療機能を担う病床として,今注目されています。本稿では,その誕生の背景と役割,地域包括ケア病棟との違いなど,現場での運用に役立つ視点を整理します。

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