特集 原因追及ではなく「うまくいったこと」に着目する 探求アプローチのすすめ
—【対談】—探求アプローチ発展と実践の可能性を探る
長谷川 剛
1
,
芳賀 繁
2,3
1泉大津急性期メディカルセンター クオリティ管理センター
2立教大学
3株式会社社会安全研究所
pp.540-550
発行日 2025年7月10日
Published Date 2025/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350070540
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
医療安全管理では,エラーの発生を起点に,過去に向かって原因を追及していく「分析アプローチ」が主流の時代が長く続いていました。長谷川氏は,そうした従来の枠組みを問い直し,エラー発生後に「誰がどのように発見し」「その後にどのように対応されたか」に焦点を当てる「探求アプローチ」を提唱しています。
本対談では,『失敗のメカニズム』1)や『失敗ゼロからの脱却』2)などの著書で知られる安全心理学の第一人者・芳賀氏を迎え,探求アプローチの可能性やその応用について,対話を通して掘り下げていきます。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.