特集 パワーを掌り,組織で活躍する 影響力を発揮し続けるために
実践コラム 『パワーを掌る』私の活用方法
自分の経験を見直すための指針として
嶋森 好子
1,2,3
1岩手医科大学
2ニプロ株式会社
3臨床看護マネジメント学会
pp.36-37
発行日 2025年1月10日
Published Date 2025/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350010036
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私が専門学校を卒業して最初に入職したのは,同じ組織の病院だった。新しく作られた14床の,いずれの科の患者も受け入れる特別病棟に配属され,その病棟の主任が私の最初の上司となった。
その上司は,非常に謙虚で看護に対する明確な考えをもっていた。物腰は柔らかいが,看護上で必要なことであれば,医師にも患者にもはっきりものを言う人で,周囲から一目置かれていた。また新人(私を含めて,新人2人が配属された)の意見も尊重した。新人である私たちも,学校で学んだことをできるだけ取り入れるよう工夫していたので,今でも当時に担当していた患者のことはよく記憶している。
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