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特集 実践! 外用薬をマスターする
《外用薬の基本を理解する》
皮膚疾患に対する外用薬についての基本的な考え方
Basics of topical medications for skin diseases
山上 淳
1
Jun Yamagami
1
1東京女子医科大学医学部皮膚科学分野
キーワード:
軟膏
,
クリーム
,
ローション
,
基剤
,
主剤
Keyword:
軟膏
,
クリーム
,
ローション
,
基剤
,
主剤
pp.966-969
発行日 2025年11月20日
Published Date 2025/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970120966
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POINT
●外用薬は基剤,主剤(薬効成分),添加剤によって構成されるが,さまざまな剤形があり,皮膚症状に応じた基剤を選択することが重要である。
●軟膏は,保湿性が高く刺激が少ないため,びらん面にも比較的安全に使用できる一方で,べたつきなどの使用感が問題になることもある。
●クリームは,乳剤性基剤に主剤を混合した外用製剤で,油中水(W/O)型と水中油(O/W)型に分類される。使用感がよく保湿性もあり幅広く使用されるが,添加剤などによる刺激や接触皮膚炎を起こすこともある。
●ローションは,液体基剤に主剤を溶解・懸濁した外用薬で,水性と乳剤性に分類される。塗布しやすいので汎用されるが,刺激性が問題になることもある。

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