Japanese
English
特集 喉頭手術・音声外科手術のABC to Z
《声門狭窄に対する手術》
披裂軟骨部分切除術
Partial arytenoidectomy
黒瀬 誠
1
Makoto Kurose
1
1札幌医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
キーワード:
両側声帯運動障害
,
BVFI
,
両側反回神経麻痺
,
BVFP
,
声門後部癒着症
,
PGS
Keyword:
両側声帯運動障害
,
BVFI
,
両側反回神経麻痺
,
BVFP
,
声門後部癒着症
,
PGS
pp.57-62
発行日 2025年1月20日
Published Date 2025/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970010057
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POINT
●両側声帯の運動障害(BVFI)には,神経や筋に問題がある場合(BVFP)と声帯あるいは披裂部に可動制限を認める場合(PGS)があり,重症度が異なる。
●声門開大術の1つに,CO2レーザーを用いた披裂軟骨部分切除術があり,音声の質をあまり損なうことなく気道を確保できるとされている。
●声門開大術により,気道狭窄が解除され,気管孔閉鎖に至ることが多いが,音声・嚥下機能は低下することがある。手術のメリットとデメリット,限界についての情報共有を,患者と十分に行う。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年1月)。
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