Japanese
English
増大号特集 あなたの整形外科診療が変わる 差がつく画像診断技術—単純X線からAIまで
3章 新時代の画像診断技術
MR定量評価
Quantitative MRI in Musculoskeletal Imaging
鷺山 幸二
1
Koji SAGIYAMA
1
1九州大学大学院医学研究院 臨床放射線科学分野
1Department of Clinical Radiology, Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University
pp.644-649
発行日 2025年5月25日
Published Date 2025/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.055704330600050644
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point!
●MRを用いた画像診断は従来の形態学的評価に加えて，さまざまな定量的評価が可能になっている．
●拡散強調像(DWI)・見かけの拡散係数(ADC)は膿瘍の検出や腫瘍の細胞密度の評価に用いられる．
●CEST法は従来の手法では検出できなかったプロトンを画像化する手法で，グリコサミノグリカンや細胞内ペプチドなどを定量的に測定することができる．
●Synthetic MRIによって撮像時間の短縮とT1値，T2値，プロトン密度の測定が両立可能となった．
●PET/MRはPETによる機能画像とMRの高コントラスト画像および機能画像を同時に収集することが可能であり，特に骨軟部腫瘍で有用性が報告されている．
Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.
