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特集 —これだけは知っておきたい—せん妄診療の現在
【ケースで学ぶ・せん妄の診かた:こんなときどうする?】
『がん患者におけるせん妄ガイドライン 2025年版』に基づいて考えるせん妄対応
Delirium Management Based on the “Delirium in Cancer;JPOS-JASCC Clinical Practice Guidelines Third Edition”
谷向 仁
1
Hitoshi Tanimukai
1
1名古屋市立大学大学院看護学研究科精神保健看護学
1Department of Psychiatric and Mental Health Nursing, Nagoya City University Graduate School of Nursing
キーワード:
がん患者
,
cancer patient
,
せん妄
,
delirium
,
ガイドライン
,
guideline
,
Minds
,
低活動型せん妄
,
hypoactive delirium
Keyword:
がん患者
,
cancer patient
,
せん妄
,
delirium
,
ガイドライン
,
guideline
,
Minds
,
低活動型せん妄
,
hypoactive delirium
pp.63-69
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048812810680010063
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抄録
がん患者では,がん医療に特有の身体的・薬剤的要因や終末期の影響によりせん妄の発症頻度が高く,適切な対応が求められる。これらの背景をふまえ,日本サイコオンコロジー学会(JPOS)と日本がんサポーティブケア学会(JASCC)は,がん医療におけるせん妄診療の均てん化を目的として,エビデンスに基づく『がん患者におけるせん妄ガイドライン』(以下,ガイドライン)を2019年に作成し,2022年改訂第2版を経て2025年に改訂第3版を刊行している。本稿ではガイドライン改訂第3版を参照し,がん仮想症例を挙げせん妄対応について検討した。ガイドラインで示したほとんどの推奨とエビデンスの確実性(強さ)は「弱い」ものであったことから,今後さらなる質の高いエビデンスの創出が求められる。また,JPOSは,ガイドラインの普及と実装を目的に研修会を開催しており,多くの医療職に参加していただけることを願っている。

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