合併増大号 今月の臨床 若年女性診療に必要な基礎知識
月経異常
高プロラクチン血症
北島 道夫
1,2
1高木病院女性医療センター
2国際医療福祉大学
キーワード:
プロラクチン産生下垂体腺腫
,
薬剤性高プロラクチン血症
,
カベルゴリン
Keyword:
プロラクチン産生下垂体腺腫
,
薬剤性高プロラクチン血症
,
カベルゴリン
pp.45-49
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650800010045
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●高プロラクチン血症の主な症状は,月経不順,無月経,不妊症,乳汁分泌,頭痛,視力・視野障害である.その原因として,下垂体腺腫,頭蓋内病変,原発性甲状腺機能低下症,薬剤性,生理的上昇を鑑別する.
●自覚症状や服薬について問診で聴取する.高プロラクチン血症は随時の末梢血で基準範囲を超えるもので診断する.下垂体造影MRIを施行し,薬剤などのその他の原因について除外診断を行う.
●プロラクチン産生下垂体腺腫の治療はカベルゴリンが第一選択となる.妊娠時には可及的早期に中止する.経験豊富な脳神経外科医の判断のもと経蝶形骨洞腫瘍摘出術が適用される場合もある.薬剤性の場合,原疾患の治療医との相談のうえ,薬剤の調整を行う.

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