今月の臨床 分娩管理のABC―入院から産褥まで
分娩遷延の評価
進藤 亮輔
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター総合周産期母子医療センター
キーワード:
分娩遷延
,
分娩停止
,
陣痛促進
Keyword:
分娩遷延
,
分娩停止
,
陣痛促進
pp.204-208
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790020204
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●分娩第1期の潜伏期(子宮口開大5cm未満)では,分娩開始時間の特定が難しいことや,進行に個人差も大きいことから,母児の状態を観察しながら基本的には待機的管理を行う.
●分娩が遷延している場合,介入を行う前に必ず分娩の3要素(娩出力,娩出物,産道)のどこに問題があるのかを意識して評価する.
●分娩遷延に対して陣痛促進を考慮するのは,その原因が微弱陣痛であると判断した場合である.
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