特集 検証 地域包括医療病棟
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太田 圭洋
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1社会医療法人名古屋記念財団
pp.426-427
発行日 2025年6月1日
Published Date 2025/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523770840060426
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2024年診療報酬改定では,10年ぶりに新たな特定入院料として地域包括医療病棟入院料が新設された.「地域において,救急患者等を受け入れる体制を整え,リハビリテーション,栄養管理,入退院支援,在宅復帰等の機能を包括的に担う病棟の評価を新設」とされており,早期退院に向けたリハビリや栄養管理,退院支援などを包括的に提供する病棟として,今後,高齢者救急の増加が予想される中,非常に期待される入院料である.
しかし,詳細な施設基準が示された後,多くの病院関係者から,検討はするものの実際の算定までたどり着くのは難しいとの意見も寄せられている.
今後,本入院料は非常に重要な役割を担うことが期待される.そのため,本入院料の算定に取り組んだ医療機関関係者が,どのような評価をしているのか,また改善すべき点があるとすれば何かについて意見をうかがい,本入院料をより深く理解する一助としたい.

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