特集 潜在医療資格者をいかに活用するか
扉/本特集の論旨が分かるPoint一覧<潜在医療資格者をいかに活用するか>
中村 康彦
1
1医療法人社団愛友会上尾中央総合病院
pp.610-611
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541212206
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
厚生労働省によると,1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率が2022年度は1.26であった.政府も少子化対策に乗り出しているが効果がみられない状況にある.少子化が進むことで労働人口が減少する反面,医療・介護サービスを必要とする高齢者の割合は増加している.
今後,医療従事者が不足する未来が想定されているが,それでもわれわれは適切な医療を提供し続けなければならない.そのためにも医療分野から離れてしまった有資格者を少しでも多く復職させることが重要だ.本特集では医療従事者数や潜在医療資格者の現状を知り,復職支援などの取り組みとその効果を紹介いただくとともに,医療分野からの離職理由を知ることによって,医療分野への復職・定着につなげたい.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.