増大特集 ワクチン開発
Ⅲ.シナジー拠点(北海道大学)
治験薬GMP基準に準拠した小規模組換えタンパク質製造施設の構築
鈴木 定彦
1
Suzuki Yasuhiko
1
1北海道大学総合イノベーション創発機構ワクチン研究開発拠点(IVReD)研究支援部門
キーワード:
ワクチン
,
治験薬GMP
,
バイオクリーンルーム
,
CHO細胞
,
バイオリアクター
Keyword:
ワクチン
,
治験薬GMP
,
バイオクリーンルーム
,
CHO細胞
,
バイオリアクター
pp.440-441
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050440
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科学技術大国としてのわが国がCOVID-19ワクチン社会実装に関して大きく後れをとった理由は複数考えられるが,その1つとして,アカデミアで得られた成果が間断なく企業へトランスファーされる基盤が整っていないことが挙げられる。北海道大学ワクチン研究開発拠点は,この問題に対する1つの方策として,アカデミアにおいて治験薬GMP(good manufacturing practice)1)に準拠した対象物質製造施設の構築が重要ではないかと考え,小規模製造施設の構築を開始しているため,その概要について解説する。
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