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連載 眼科図譜
ランドルト環型角膜上皮症の1例—長期経過
A case of Landolt-shape keratopathy: long term follow up
岡本 紀夫
1
,
下村 嘉一
2
Norio Okamoto
1
1おかもと眼科
2府中アイセンター
1Okamoto Eye Clinic
pp.976-979
発行日 2025年8月15日
Published Date 2025/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037055790790080976
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緒言
ランドルト環型角膜上皮症は1992年に大橋ら1)が報告した特異な形態を呈する角膜病変である。本邦では現在まで計17例の報告がある1〜4)。両眼性が多く,小さいランドルト環様の上皮病変が花弁状に集簇した特異な病変を呈する再発性の角膜上皮症である。しかしながら,いまだに原因については解明されていない。今回,緑内障経過観察中にランドルト環型角膜上皮症を4回発症した1例を経験したので報告する。

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