特集 公衆衛生の温故知新—これからに向けて戦後80年を振り返る
わが国のがん対策は温故知新か—たばこ規制・対策の推進に向けて
大島 明
1
1大阪国際がんセンターがん対策センター
キーワード:
がん検診
,
神経芽細胞腫マススクリーニング
,
PSAによる前立腺がん検診
,
たばこ規制
,
世界保健機関枠組条約
Keyword:
がん検診
,
神経芽細胞腫マススクリーニング
,
PSAによる前立腺がん検診
,
たばこ規制
,
世界保健機関枠組条約
pp.40-44
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870900010040
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
◆わが国のがん対策は、残念ながら「温故知新」ではなく、従来からの早期発見のためのがん検診にのみ重点を置き、一次予防であるたばこ規制対策の推進を軽視してきた。
◆早期発見のための検診事業において、成功例として胃がんと子宮頸がんは死亡減少の成果を上げたと評価できるが、失敗例として神経芽細胞腫マススクリーニングとPSAによる前立腺がん検診を挙げることができる。
◆わが国はFCTC締約国の一員として各条項を誠実に履行しなければならないが、わが国のたばこ規制の取り組みは遅れたままとどまっている。

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

