自殺の統計—現状の評価と課題

ポイント

◆コロナ禍以降自殺死亡率は下げ止まっており、児童生徒を含めた若年層に対する自殺予防活動の重要性も高まっている。

◆警察庁自殺統計の自殺の原因・動機の動向については、2022年の原票改変による連続性・一貫性の問題を考慮すべきである。

◆自殺死亡の動向をより正確に把握するためには、原因不明の死亡など他の死因の動向も併せて注視する必要がある。