増大号 何度でも見たい! 一般検査パーフェクトガイド
1章 尿検査
尿定量検査:原理,臨床的意義,異常反応
タンパク・クレアチニン比,アルブミン・クレアチニン比
土筆 智晶
1
1北里大学病院臨床検査部
キーワード:
尿タンパク
,
尿アルブミン
,
尿中タンパク・クレアチニン比
,
UPCR
,
尿中アルブミン・クレアチニン比
,
UACR
,
慢性腎臓病
,
CKD
Keyword:
尿タンパク
,
尿アルブミン
,
尿中タンパク・クレアチニン比
,
UPCR
,
尿中アルブミン・クレアチニン比
,
UACR
,
慢性腎臓病
,
CKD
pp.768-769
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540080768
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クレアチニン補正の原理
尿タンパクの評価においては,尿濃度の影響をどのように補正するかが重要となる.尿は水分摂取量,発汗,利尿薬使用,採尿時間帯などの影響を受けて濃縮・希釈が大きく変動するため,尿中成分濃度のみでは排泄量を正確に評価できない.
従来,尿タンパクの定量評価には24時間蓄尿が用いられてきた.蓄尿は煩雑であり外来診療では実施が難しい場合も多い.そこで現在,広く用いられている方法が,尿中クレアチニン濃度を基準としたクレアチニン補正である.クレアチニンは一定時間当たりの排泄量が比較的安定しているため,尿中成分濃度を尿クレアチニン濃度で補正することで,時間当たりの排泄量を推定できる.
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