連載 こんなときどうする!? 患者急変時の診かた・捉えかた・2
—総論—採血室で求められる急変対応力—そのとき臨床検査技師は何をすればよいのか
藤森 祐多
1
1慶應義塾大学病院臨床検査技術室
pp.534-538
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540050534
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はじめに
血液検査は患者の病態把握をするために重要な検査の1つであり,日々多くの患者が外来診療のなかで採血室を訪れる.採血は国際規格「ISO 15189(臨床検査室-品質と能力に関する特定要求事項)」の「検査前手順」に位置付けられる.検査は採血から始まっているという考えのもと,臨床検査技師が採血業務を担う施設が増えている.一方で,われわれ臨床検査技師は,患者急変に対する知識や経験が豊富である,とは言い難く,初期対応を看護師に頼りがちな面は否めない.ただ,看護師がいない状況で患者急変に対応しなくてはならない場面に遭遇する可能性もある.臨床検査技師が患者急変に対する知識と対応技術を身に付けておくことは重要である.

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