臨床検査のピットフォール
血糖自己測定(SMBG)と持続皮下グルコース検査(CGM)の測定値が乖離する原因
中川 裕美
1
1倉敷中央病院リバーサイド臨床検査室
pp.362-365
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540030362
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はじめに
血糖値の“見える化”は,糖尿病治療の進化を支えてきました.従来は血糖自己測定(self-monitoring of blood glucose:SMBG)が主に用いられていましたが,近年では持続皮下グルコース測定(continuous glucose monitoring:CGM)が普及し,患者自身が日常生活における血糖変動をより詳細に可視化できるようになってきました.
血糖値に関して,静脈血とSMBGで得られる値の違いがしばしば取り上げられますが,CGMの普及により,CGMとSMBGの値の違いを日常のなかで実感する場面も増えてきました.
本稿では,臨床検査室で測定している静脈血の血糖値を基準に,SMBGとCGMの違いを比較しながら,乖離が生じる主な原因とその対応について紹介します.

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