増大号 糖尿病のすべて。 検査データに基づいた診療のポイント
3章 糖尿病診療における臨床検査
ヘモグロビンA1c(HbA1c)
佐藤 麻子
1
1東京女子医科大学医学部臨床検査科
キーワード:
HbA1c
,
HbA1c NGSP値
,
HbA1c IFCC値
,
血糖コントロール目標
,
糖尿病診断基準
Keyword:
HbA1c
,
HbA1c NGSP値
,
HbA1c IFCC値
,
血糖コントロール目標
,
糖尿病診断基準
pp.158-163
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540020158
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はじめに
ヘモグロビンA1c(HbA1c)は赤血球中のヘモグロビンにブドウ糖が結合したものであり,約2カ月の血糖値の平均を反映する.HbA1cは,糖尿病診療における血糖コントロールの指標としてだけではなく,糖尿病の診断基準への応用,糖尿病を中心とした多くの大規模臨床研究での血糖コントロールの指標,糖尿病合併症の予防のためのマーカーなどとして世界で広く使用されている.しかし,HbA1cと平均血糖値が乖離することもあるので,血糖値や持続血糖測定(continuous glucose monitoring:CGM)の値と合わせて評価をするなど,その使用には注意が必要である.

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