症例からひもとく疾患
急性大動脈解離
川田 幸太
1
,
藤井 毅郎
1
1東邦大学医学部外科学講座心臓血管外科学分野
pp.1282-1285
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530121282
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Point
●急性大動脈解離は,循環器疾患のなかでも極めて緊急性の高い疾患の1つであり,解離の部位および範囲によってStanford A型とB型に大別される.
●かつては,Stanford A型は緊急手術,B型は保存的治療というのが一般的であったが,B型においても亜急性期に侵襲的治療が選択される機会が増えてきている.
●確定診断には造影CT検査が最も適当であるが,初期診断や治療計画においては超音波検査も重要な検査法である.

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