技術講座 病理
肺癌検査におけるROSEの役割
諏訪 朋子
1
1船橋市立医療センター診療局医療技術部臨床検査科
pp.1154-1159
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530111154
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Point
●迅速細胞診(ROSE)は,短時間で標本作製を行い,細胞診断学的な情報を臨床医に提供する手法である.
●肺癌におけるROSEは,コンパニオン診断などの遺伝子検査につなげる手法として需要が高まっている.
●ROSEは確実な病理診断と各種遺伝子検査の選択により,治療方針決定の迅速化につながっている.

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