病気のはなし
IgG4関連疾患
村岡 成
1
1東邦大学医学部内科学講座膠原病学分野
pp.538-543
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530050538
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Point
●IgG4陽性形質細胞の浸潤と線維化を主体とし,涙腺・唾液腺,後腹膜,膵臓などに腫瘤を形成する.
●他の疾患でも血清IgG4値が上昇することがあり,臨床症状,画像診断,病理学的診断を組み合わせて診断する.CT検査など画像診断による病変検索,病理学的診断は重要である.
●IgG4関連疾患にグルココルチコイドは効果的で,腫瘤性病変は退縮することが多いため,定期的な画像診断は有用である.

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