特集2 地域医療の未来をつなぐ サテライト教室の役割と実践
種子島におけるサテライト教室設立に向けた取り組み
濱川 孝二
1
1鹿児島医療技術専門学校
pp.462-467
発行日 2025年8月25日
Published Date 2025/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950660040462
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種子島における鹿児島医療技術専門学校のサテライト教室の概要
私は2006年から鹿児島医療技術専門学校にて専任教員として入職し、2014年より副校長として看護基礎教育に従事している。入職時より本校の「地域に根ざした看護専門職者の育成」という設立理念には大きな関心を抱いていた。
鹿児島県においては、看護師の就業数の地域格差が大きく、看護職者の不足は深刻である。この現状に鑑み、本校では2015年から国が示す「地域包括ケアシステム・在宅医療・看護の充実」に対応できる優秀な人材の育成のため、修業年限4年の看護師教育へと移行し、自分たちの生まれ育った地域を愛し、誇りに思い、地域の保健医療福祉に関心を持ち、自ら考え判断し、行動できる看護師を育成したいと考えた。

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