特集 【研究する人間】木下康仁先生の功績と足跡
Ⅲ.—[再掲]『看護研究』誌インタビューと書評より—あらためてM-GTAとは
書評
M-GTAの実践書,至れり尽くせりの集大成
石田 千絵
1
1日本赤十字看護大学
pp.124-125
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002283700580010124
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本書は,「M-GTA」の全てが体系的に網羅されたテキストで,質的研究を理解するための辞書のような要素も有しています。「はじめに」の項に概要が記述されていますので,以下,木下康仁先生の言葉を拝借しながら,本書の概要と魅力をご紹介いたします。
「質的研究に期待されている深い解釈と厚い記述,課題とされてきた分析方法の明確化と分析プロセスの明示化,そして,意味の解釈を分析とするときの厳密さの確保と分析結果の実践的活用……M-GTAはこれらに応えようとする研究法として開発されてきた」(p.iii)

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