特集 【研究する人間】木下康仁先生の功績と足跡
Ⅲ.—[再掲]『看護研究』誌インタビューと書評より—あらためてM-GTAとは
書評
「なるほど!」という理解とともにM-GTAと質的研究を学ぶ
グレッグ 美鈴
1
1神戸市看護大学看護学部
pp.119
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002283700580010119
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グラウンデッド・セオリーは,Glaser版,Strauss版,M-GTAなどがあって,何だかとてもわかりにくいと思っていた。そして最近,看護学の論文でM-GTAを用いた研究をよくみるようになり,一度きちんと理解したいと思って手に取った。Part 1からPart 4の4部構成,13のChapterから成り,「定本」のタイトルがふさわしいと思う内容である。
これまでも,木下先生が出版されたグラウンデッド・セオリーに関する書籍を読んではいたものの十分に理解できていなかったオリジナル版GTAとの違い,またM-GTAとは何なのかなどが,Part 1を読んで自分の頭の中が整理され,「あー,なるほど!」と思うことが多かった。

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