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理学療法37巻6号

理学療法のために知っておきたいパーキンソン病の病態と最新の治療

理学療法37巻6号
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メディカルプレス

電子版ISBN

電子版発売日 2024年3月22日

ページ数 96

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-907347-89-5

印刷版発行年月 2020年7月

書籍・雑誌概要

理学療法のために知っておきたいパーキンソン病の病態と最新の治療 「知っておきたい」という枕言葉は,難しい疾患であるパーキンソン病について,「理解のためにポイントを絞った」特集を意味します.

 本特集では,①パーキンソン病の病態生理と脳科学に関する最新知見②パーキンソン病に対する薬物療法の最新知見③反復経頭蓋磁気刺激療法において理学療法士に求められる知識④脳深部刺激療法において理学療法士に求められる知識を取り上げます.
 パーキンソン病患者により良い治療を提供するために,理学療法士が理解しておくべきポイントに絞って述べていただきます.

 さらに,理学療法士が中心となって実施する⑤行動療法,⑥摂食嚥下療法,⑦環境整備と生活指導について最新の取り組みを知っておくことも重要であり,それらの的確な実践のためのポイントを述べていただきます.

目次

知っておきたいパーキンソン病の病態生理と脳科学的知見
 【水野美邦】
・初発症状
・症候(症状と徴候)
・非運動症状
・病態生理
・発症機序
・知っておきたいPD患者に対する接し方
・予後

知っておきたいパーキンソン病に対する最新の薬物療法
 【伊藤猛雄,小出祥江】
・PD の病態生理
・PD の薬物療法
・薬物の処方例
・薬物療法への配慮とリハビリテーション

知っておきたいパーキンソン病患者に対する反復性経頭蓋磁気刺激治療の知識
 【木山 厚,中山恭秀,安保雅博】
・rTMS 治療の原理と作用
・rTMS 治療の効果に関する報告と当院での治療経験
・リハビリテーション科医と連携してrTMS 治療を実施するために理学療法士が理解しておくべき点
・今後の課題

知っておきたいパーキンソン病患者に対する脳深部刺激療法の知識
  【植木美乃,堀場充哉】
・脳深部刺激療法(DBS)
・PD の症状経過
・DBS の適応基準と症状
・PD に対する DBS のメカニズム
・当院における DBS の実際および治療後の留意点
・実査の症例
・経頭蓋直流電気刺激を用いた新規歩行リハビリテーションの取り組み

知っておきたいパーキンソン病患者に対する行動療法
 【松尾善美,奥山紘平】
・PD 患者に対する行動療法
・LSVT®BIG とは
・LSVT®BIG を PD 患者に用いる場合の注意点
・事例紹介
・今後の課題

知っておきたいパーキンソン病患者の摂食嚥下障害の特徴と理学療法士の関わり
 【石井光昭】
・PD 患者の摂食嚥下障害の特徴とリハビリテーションにおける注意点
・臨床実践
・今後の課題

知っておきたいパーキンソン病患者に対する環境整備と生活指導
  【村尾彰悟,野尻晋一,山永裕明】
・環境整備と生活指導を行う上での PD 患者ならではの留意点
・生活行為別の環境整備と生活指導の実践例

● 講 座
加齢に伴う運動器の変化と理学療法の視点10―加齢に伴う膝関節の変化
 【青山朋樹,松田秀一】
・関節軟骨の構造
・変形性膝関節症における関節軟骨の変化
・膝関節を構成する組織の変化
・変形性膝関節症における骨変化
・下肢アライメントの変化

理学療法士に必要な栄養学の知識13―代謝系疾患患者に対する理学療法の一環としての栄養管理
 【矢部広樹】
・理学療法の視点からの栄養管理の基本的な知識
・理学療法士が行う代謝系疾患の栄養学的評価
・利用額的視点からの各代謝系疾患への理学療法介入