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≪スタンダード薬学シリーズⅡ 6≫

医療薬学Ⅰ

薬の作用と体の変化および薬理・病態・薬物治療(1)

医療薬学Ⅰ
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≪スタンダード薬学シリーズⅡ 6≫

筆頭著者 日本薬学会 (編)

東京化学同人

電子版ISBN

電子版発売日 2023年8月7日

ページ数 312

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-8079-1712-9

印刷版発行年月 2015年10月

DOI https://doi.org/10.60228/9784807917129

書籍・雑誌概要

本シリーズⅡの“医療薬学Ⅰ~Ⅶ”の7冊は, 改訂モデル・コアカリキュラムの“E 医療薬学”の内容をカバーしている. 分冊Ⅰの本書では, コアカリキュラムに沿って, まず“薬の作用と体の作用”を総論的に学ぶ. そののち本書の後半から, 薬理・病態・薬物治療について器官別の具体的解説が始まる. 本書では“神経系の疾患と薬”について扱い, 続くⅡ~Ⅳの分冊で, ほかの器官の薬理・病態・薬物治療についての解説が系統的になされるので, 併せて活用されたい.

目次

A.薬の作用と体の変化

第Ⅰ部 薬の作用

第1章 薬の作用
SBO1 薬の用量と作用の関係を説明できる
SBO2 アゴニスト(作用薬,作動薬,刺激薬)とアンタゴニスト(拮抗薬,遮断薬)について説明できる
SBO3 薬物が作用する仕組みについて,受容体,酵素,イオンチャネルおよびトランスポーターを例にあげて説明できる
SBO4 代表的な受容体を列挙し,刺激あるいは遮断された場合の生理反応を説明できる
SBO5 薬物の作用発現に関連する代表的な細胞内情報伝達系を列挙し,活性化あるいは抑制された場合の生理反応を説明できる
SBO6 薬物の体内動態(吸収,分布,代謝,排泄)と薬効発現の関わりについて説明できる
SBO7 薬物の選択(禁忌を含む),用法,用量の変更が必要となる要因(年齢,疾病,妊娠など)について具体例をあげて説明できる
SBO8 薬理作用に由来する代表的な薬物相互作用を列挙し,その機序を説明できる
SBO9 薬物依存性,耐性について具体例をあげて説明できる
演習

第2章 動物実験
SBO10 動物実験における倫理について配慮できる(態度)
SBO11 実験動物を適正に取扱うことができる(技能)
SBO12 実験動物での代表的な投与方法が実施できる(技能)

第3章 日本薬局方
SBO13 日本薬局方収載の生物学的定量法の特徴を説明できる

第Ⅱ部 身体の病的変化を知る

第4章 症候
SBO14 以下の症候・病態について,生じる原因とそれらを伴う代表的疾患をあげ,患者情報をもとに疾患を推測できるショック,高血圧,低血圧,発熱,痙攣,意識障害・失神,チアノーゼ,脱水,全身倦怠感,肥満・やせ,黄疸,発疹,貧血,出血傾向,リンパ節腫脹,浮腫,心悸亢進・動悸,胸水,胸痛,呼吸困難,咳・痰,血痰・喀血,めまい,頭痛,運動麻痺・不随意運動・筋力低下,腹痛,悪心・嘔吐,嚥下困難・障害,食欲不振,下痢・便秘,吐血・下血,腹部膨満(腹水を含む),タンパク尿,血尿,尿量・排尿の異常,月経異常,関節痛・関節腫脹,腰背部痛,記憶障害,知覚異常(しびれを含む)・神経痛,視力障害,聴力障害

第5章 病態・臨床検査
SBO15 尿検査および糞便検査の検査項目を列挙し,目的と異常所見を説明できる
SBO16 血液検査,血液凝固機能検査および脳脊髄液検査の検査項目を列挙し,目的と異常所見を説明できる
SBO17 血液生化学検査の検査項目を列挙し,目的と異常所見を説明できる
SBO18 免疫学的検査の検査項目を列挙し,目的と異常所見を説明できる
SBO19 動脈血ガス分析の検査項目を列挙し,目的と異常所見を説明できる
SBO20 代表的な生理機能検査(心機能,腎機能,肝機能,呼吸機能など),病理組織検査および画像検査の検査項目を列挙し,目的と異常所見を説明できる
SBO21 代表的な微生物検査の検査項目を列挙し,目的と異常所見を説明できる
SBO22 代表的なフィジカルアセスメントの検査項目を列挙し,目的と異常所見を説明できる
演習

第Ⅲ部 薬物治療の位置づけ

第6章 薬物治療の位置づけ
SBO23 代表的な疾患における薬物治療,食事療法,その他の非薬物治療(外科手術など)の位置づけを説明できる
SBO24 代表的な疾患における薬物治療の役割について,病態,薬効薬理,薬物動態に基づいて討議する(知識・技能)

第Ⅳ部 医薬品の安全性

第7章 医薬品の安全性
SBO25 薬物の主作用と副作用,毒性との関連について説明できる
SBO26 薬物の副作用と有害事象の違いについて説明できる
SBO27 以下の障害を呈する代表的な副作用疾患について,推定される原因医薬品,身体所見,検査所見および対処方法を説明できる血液障害・電解質異常,肝障害,腎障害,消化器障害,循環器障害,精神障害,皮膚障害,呼吸器障害,薬物アレルギー(ショックを含む),代謝障害,筋障害
SBO28 代表的薬害,薬物乱用について,健康リスクの観点から討議する(態度)
演習

B.薬理・病態・薬物治療(1)

第Ⅴ部 神経系の疾患と薬

第8章 自律神経系に作用する薬
SBO29 交感神経系に作用し,その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物をあげ,薬理作用,機序,おもな副作用を説明できる
SBO30 副交感神経系に作用し,その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物をあげ,薬理作用,機序,おもな副作用を説明できる
SBO31 神経節に作用する代表的な薬物をあげ,薬理作用,機序,おもな副作用を説明できる
SBO32 自律神経系に作用する代表的な薬物の効果を動物実験で測定できる(技能)

第9章 体性神経系に作用する薬・筋の疾患の薬,病態,治療
SBO33 知覚神経に作用する代表的な薬物(局所麻酔薬など)をあげ,薬理作用,機序,おもな副作用を説明できる
SBO34 運動神経系に作用する代表的な薬物をあげ,薬理作用,機序,おもな副作用を説明できる
SBO35 知覚神経,運動神経に作用する代表的な薬物の効果を動物実験で測定できる(技能)
SBO36 以下の疾患について説明できる進行性筋ジストロフィー,ギラン・バレー症候群,重症筋無力症(重複)

第10章 中枢神経系の疾患の薬,病態,治療
SBO37 全身麻酔薬,催眠薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用)および臨床適用を説明できる
SBO38 麻薬性鎮痛薬,非麻薬性鎮痛薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用)および臨床適用(WHO三段階除痛ラダーを含む)を説明できる
SBO39 中枢興奮薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用)および臨床適用を説明できる
SBO40 統合失調症について,治療薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用),および病態(病態生理,症状など)・薬物治療(医薬品の選択など)を説明できる
SBO41 うつ病,躁うつ病(双極性障害)について,治療薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用),および病態(病態生理,症状など)・薬物治療(医薬品の選択など)を説明できる
SBO42 不安神経症(パニック障害と全般性不安障害),心身症,不眠症について,治療薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用),および病態(病態生理,症状など)・薬物治療(医薬品の選択など)を説明できる
SBO43 てんかんについて,治療薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用),および病態(病態生理,症状など)・薬物治療(医薬品の選択など)を説明できる
SBO44 脳血管疾患(脳内出血,脳梗塞(脳血栓,脳塞栓,一過性脳虚血),くも膜下出血)について,治療薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用),および病態(病態生理,症状など)・薬物治療(医薬品の選択など)を説明できる
SBO45 パーキンソン病について,治療薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用),および病態(病態生理,症状など)・薬物治療(医薬品の選択など)を説明できる
SBO46 認知症(アルツハイマー型認知症,脳血管性認知症など)について,治療薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用),および病態(病態生理,症状など)・薬物治療(医薬品の選択など)を説明できる
SBO47 片頭痛について,治療薬の薬理(薬理作用,機序,おもな副作用),および病態(病態生理,症状など)・薬物治療(医薬品の選択など)について説明できる
SBO48 中枢神経系に作用する薬物の効果を動物実験で測定できる(技能)
SBO49 中枢神経系疾患の社会生活への影響および薬物治療の重要性について討議する(態度)
SBO50 以下の疾患について説明できる. 脳炎・髄膜炎(重複),多発性硬化症(重複),筋萎縮性側索硬化症,ナルコレプシー,薬物依存症,アルコール依存症

第11章 化学構造と薬効
SBO51 神経系の疾患に用いられる代表的な薬物の基本構造と薬効(薬理・薬物動態)の関連を概説できる

演習の解答

索引