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Thiel法だから動きがわかりやすい!筋骨格系の解剖アトラス 下肢編(Web動画付)
筆頭著者 木山 博資 (監)
名古屋大学大学院医学系研究科教授
その他の著者等 一柳雅仁 著
金芳堂
電子版ISBN
電子版発売日 2022年4月18日
ページ数 372
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7653-1896-9
印刷版発行年月 2022年3月
書籍・雑誌概要
解剖体の固定のためにW.Thielが開発したThiel法は、固定後のご遺体の組織硬化が抑えられ、柔らかさと可動性をある程度残したまま固定することが可能である。そのため、従来の固定法では得られなかった関節などの動きを実際に確かめながら解剖できる画期的な方法となっている。実際の関節の動きに合わせて、筋肉の動きを観察することで、複雑な運動器の理解を深めることができる。
本書は、この「Thiel法」を用い、撮影した618点におよぶ画像、81本の動画をもとにした解剖学テキストである。第二弾となる本書は、骨盤帯、大腿上部/大腿下部、下腿上部(膝部)/下腿下部、足部など、下肢に特化した内容となっている。
関連書籍:Thiel法だから動きがわかりやすい!筋骨格系の解剖アトラス 上肢編(Web動画付)
■序文■
はじめに、ご献体いただきました故人に対し、またその崇高なご遺志を受け入れ、支えられたご家族、ご親族の皆様に、敬意を表すとともに、心より感謝の意を申し上げます。
2020年に「上肢編」を上梓して約2年を経て、このたび「下肢編」の上梓に至りました。「上肢編」制作時から「下肢編」「頭頚部体幹編」の3部作を想定して、同時進行的に資料収集、整理を行っていたつもりでしたが、実際に資料を選出し、構成していく過程で、もう少し見やすく、もう少し分かりやすくしたいとなってしまい、また資料の不足も多々ありまして、新たに資料を収集したりしているうちに約2年の時間を要しました。
内容および構成につきましては、「上肢編」同様、本書が、解剖学的知識を種々の機能と関連づけ、さらに臨床における病態の理解と治療実践へと進展させていくことに役立つものであるための観点から、下肢編においても、資料は、原則、解剖学的肢位をとっている状態で、体表から深部へ剖出を進める形式で提示し、撮影は正面に加え上方、下方、斜方と異なる角度からも行い、資料は敢えて左右を統一せずに選定いたしました。動画においても、筋の作用、筋以外の軟組織の緊張変化、関節内運動等が連想できるよう撮影いたしました。
提示いたしました資料は、見やすいものであること、わかりやすいものであることの観点に立って選出しておりますので、結果的に多くのご遺体から選出いたしました。また、脆弱な組織はホルマリン固定のご遺体から収集いたしました。
資料標本を選出いたしましたご遺体の特性ですが、大部分が80歳台の標準的体型の男性です。見やすさ、分かりやすさの観点で選出した資料は、結果的に多くが男性のものでした。残念ながら、誌面の都合上、性差を対比させて提示するところまでは至りませんでした。
本書の刊行にあたり、多くのご指導を賜りました、名古屋大学客員研究員安井正佐也先生、ご遺体の準備、環境整備等で多大なるご協力を賜りました、技官の方々に感謝の意を申し上げます。適切な助言を下さり、無理なお願いに対しても工夫を凝らした対応をしていただいた、株式会社金芳堂のスタッフの皆様に対しましても感謝の意を申し上げます。
2022年1月
一柳雅仁
●本書をご覧いただくにあたり
Thiel 固定遺体においては、細い神経、脈管をきれいに剖出することが困難であり、本書では、細部に至るまで示すことはできていません。写真撮影においては、むしろ、筋膜組織、脂肪組織などとともに取り除いてしまっていることが多いことをご承知おきください。
動画においては、以下の事項に留意をお願いいたします。
1.骨運動に伴って緩む筋肉・腱が働筋、引っ張られる筋肉・腱が拮抗筋であると考えてください。関節包、靱帯は、緊張が増すもしくは引っ張られる場合、その運動方向への制限要因と考えてください。
2.関節内運動においては、運動の規定要因となる構造体の多くを取り除いているので、生体で実際に起きている運動とは言えない可能性もあることを念頭に置いてご覧ください。
3.撮影時に起こった運動は、そのご遺体における現象であり、多くのご遺体を比較検証して、標準的なものを呈示しているわけではないので、安易な決めつけを避けるため解説は最小限にとどめました。
■監修のことば■
本書は2020年に刊行された上肢編に次ぐ第二弾の下肢編となります。下肢編は股関節や膝関節、足関節などの動的解剖学がわかりやすく写真と動画にまとめられております。上肢編においても記載いたしましたが、本書を刊行する経緯について少しご紹介し、監修のことばといたします。
名古屋大学では人体解剖トレーニングセミナーを1981年から40年の長きに亘って開催しており、解剖学教室(機能組織学/解剖学第二)がそのお世話をさせていただいております。このセミナーでは全国の医育機関の解剖系教員の肉眼解剖実習の研修の場として、夏休みに1週間かけて解剖実習を行なっており、2021年度までに受講生は1006名に及び、本セミナーが医学医療の教育の質向上に果たした役割は大変大きいものがあります。本書をまとめた一柳雅仁先生は長年このトレーニングセミナーに参加され、肉眼解剖学の知識を深め手技を磨かれるとともに、トレーニングセミナーではチューターとしてご活躍いただいておりました。そのような背景のもと、一柳先生は最近名古屋大学にも導入されたThiel法による新たな動的解剖教育への可能性に挑まれました。
1992年にW.Thielが解剖体の固定のために開発したいわゆるThiel法は、固定後のご遺体の組織の硬化が抑えられ、柔らかさと可動性をある程度残したまま固定することができる方法で、従来の固定法では得られなかった関節等の動きを実際に確かめながら解剖できる点で画期的です。実際の関節の動きに合わせて筋肉の動きを観察することができれば、複雑な運動の理解が格段に進みます。このような解剖を医学生のみならず理学療法士や作業療法士、看護師など医療に実際に携わる方々にも動画を用いて勉強してもらえたらと常々考えておりましたが、一柳先雅仁生の熱意と金芳堂さんのご理解とご支援でここに再び下肢編として上梓することができました。
本書を上梓するにあたり、企画から動画の組み込み方など編集のすべての過程でご尽力をいただいた金芳堂の一堂芳恵氏、また古くから懇意にしていただきご支援をいただいてきた金芳堂の現社長宇山閑文氏および元社長の市井輝和氏に心よりお礼申し上げます。最後に、名古屋大学の篤志献体の団体である不老会の皆様の医学教育や研究に対する深遠なるご理解とご支援に心より敬意を表し、ここにお礼申し上げます。
2022年1月
名古屋大学教授
木山博資
目次
Ⅰ 骨盤帯および大腿上部
1.前面(腹側面)/側面
A.浅層
A-1.皮膚および皮下組織
A-2.皮下組織および筋膜(大腿筋膜・外側大腿皮神経)
A-3.鼡径リンパ節
A-4.大腿三角(鼡径靱帯・縫工筋・長内転筋)
A-5.筋裂孔および血管裂孔(腸骨筋・大腿神経・大腿動脈・大腿静脈)
A-6.鼡径部から大腿上部前面の浅層筋(鼡径靱帯・大腿筋膜張筋・大腿直筋・縫工筋・恥骨筋・長内転筋・短内転筋・薄筋)
A-7.鼡径部から大腿上部前面の浅層筋(大腿筋膜張筋・中殿筋・外側広筋・大腿直筋・腸骨筋・大腰筋・恥骨筋・長内転筋)
A-8.大腿内側面の浅層筋(縫工筋・長内転筋・薄筋・大内転筋・半膜様筋・半腱様筋)
A-9.大腿外側面の浅層筋および筋膜(大腿筋膜・腸脛靱帯・外側広筋・大腿筋膜張筋・大殿筋・大腿二頭筋長頭)
A-10.内転筋管(大内転筋・内側広筋)
A-11.寛骨外側面(殿部皮下組織・殿筋膜)
A-12.寛骨外側面の殿筋膜および浅層筋(大殿筋・中殿筋・大腿筋膜張筋)
A-13.大殿筋
A-14.大腿上部外側面(殿筋膜・大腿筋膜・大腿筋膜張筋・中殿筋・外側広筋・大腿直筋・縫工筋)
B.深層
B-1.腹部および骨盤内部(大腰筋・腸骨筋・腰方形筋)
B-2.腹部および骨盤内部(大腰筋・腸骨筋・腰方形筋)
B-3.骨盤内部および鼡径部(大腰筋・小腰筋・腸骨筋・鼡径靱帯・長内転筋・恥骨筋・縫工筋・外腸骨動脈・大腿動脈・大腿静脈・大腿神経)
B-4.骨盤内部および鼡径部(大腰筋・腸骨筋・薄筋・長内転筋・恥骨筋・縫工筋・大腿筋膜張筋・外腸骨動脈・大腿動脈・大腿神経)
B-5.骨盤腔内に起始する筋(梨状筋・内閉鎖筋)
B-6.腸腰筋(鼡径靱帯・大腰筋・腸骨筋)
B-7.大腿上部前面内側部(恥骨筋・短内転筋・大内転筋)
B-8.大腿上部前面内側部(腸骨筋・大腰筋)
B-9.大腿上部前面内側部(外閉鎖筋・大内転筋)
B-10.内転筋群の停止部構造
B-11.小内転筋
B-12.内転筋の起始部
B-13.外閉鎖筋
B-14.閉鎖孔(閉鎖膜・外閉鎖筋)
B-15.大腿上部前面(大腿筋膜張筋・中殿筋前部線維・外側広筋・中間広筋・腸骨筋・大腰筋)
B-16.中殿筋前部線維
B-17.大腿上部前面の最深層部(股関節包・外閉鎖筋・小内転筋)
B-18.大腿四頭筋起始部(外側広筋・中間広筋・内側広筋)
B-19.ヤコビー線での水平断面(ホルマリン固定)
B-20.坐骨結節の高さでの水平断面(ホルマリン固定)
B-21.大腿中央部での水平断面(ホルマリン固定)
B-22.大腿中央部での水平断面(ホルマリン固定)
B-23.外側膝裂隙から頭側へ10cmの高さでの水平断面(ホルマリン固定)
2.後面(背側面)/側面
A.浅層
A-1.皮膚および皮下組織
A-2.大殿筋
A-3.殿部外側部(大殿筋・中殿筋・腸脛靱帯)
A-4.大殿筋の浅層部構造
A-5.大殿筋の深層部構造
A-6.大殿筋への脈管と神経(上殿動脈・上殿静脈・下殿動脈・下殿静脈・下殿神経)
A-7.殿部下部(坐骨結節・大内転筋・半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋長頭・短内転筋)
A-8.坐骨結節に付着する筋(半腱様筋腱・大腿二頭筋腱・半膜様筋腱)
B.深層
B-1.大殿筋の浅層部と深層部
B-2.大殿筋の停止部構造
B-3.大殿筋の停止部構造
B-4.寛骨後外側部(中殿筋・大殿筋深層部・梨状筋・上双子筋・内閉鎖筋腱・下双子筋・坐骨神経)
B-5.大腿上部後面(大腿方形筋・大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋・大内転筋)
B-6.坐骨結節に付着する筋(坐骨結節・半膜様筋腱・大腿二頭筋腱・半腱様筋腱・大内転筋腱)
B-7.坐骨結節外側部(坐骨結節・半膜様筋腱・大腿二頭筋腱)
B-8.殿部深層部(中殿筋・梨状筋・上双子筋・内閉鎖筋・下双子筋・大腿方形筋・小内転筋・大内転筋・坐骨神経)
B-9.坐骨神経
B-10.殿部深層部(中殿筋)
B-11.殿部深層部(中殿筋・梨状筋・上双子筋・内閉鎖筋・下双子筋・大腿方形筋)
B-12.外旋筋群(中殿筋・梨状筋・上双子筋・内閉鎖筋・下双子筋・大腿方形筋・小内転筋)
B-13.外旋筋の停止部構造(上双子筋・内閉鎖筋・下双子筋・外閉鎖筋・大腿方形筋)
B-14.梨状筋
B-15.小坐骨孔辺縁部(上双子筋・内閉鎖筋腱・下双子筋・仙棘靱帯・仙結節靱帯)
B-16.小坐骨孔辺縁部(内閉鎖筋腱)
B-17.回旋筋および腱の断面(上双子筋・内閉鎖筋腱・下双子筋)
B-18.回旋筋の断面(外閉鎖筋)
B-19.殿部最深層部(小殿筋)
B-20.小殿筋
B-21.小殿筋
B-22.内転筋の停止部構造(小内転筋・短内転筋・大内転筋)
B-23.内転筋の停止部構造(小内転筋・短内転筋・長内転筋)
B-24.小内転筋および短内転筋の深部(小内転筋・短内転筋)
B-25.小内転筋および短内転筋の深部(小内転筋・短内転筋)
B-26.小内転筋の最深部
3.関節部(最深層部)
1.股関節前面(腸骨大腿靱帯・恥骨大腿靱帯)
2.股関節後面(坐骨大腿靱帯・輪帯)
3.股関節底面(恥骨大腿靱帯・坐骨大腿靱帯)
4.股関節前面の内部構造
5.股関節前面の内部構造
6.股関節部(大腿骨頭・寛骨臼・大腿骨頭靱帯・関節唇)
7.股関節部(月状面・寛骨臼窩)
8.股関節部の前額断
9.股関節部の前額断
4.その他
1.大腿骨頸部における手術固定材(偽関節を伴うCAPTURED HIP SCREW使用例)
2.大腿骨頸部における手術固定材(HANSSON PIN使用例)
3.縫工筋に移行する腸骨筋の一部の線維
4.大腿筋膜の石灰化
5.股関節の運動
A.屈曲-伸展
A-1.股関節伸展-屈曲(主動筋と拮抗筋)
A-2.股関節屈曲(主動筋と拮抗筋)
A-3.股関節屈曲-伸展(主動筋と拮抗筋)
A-4.股関節屈曲-伸展(主動筋と拮抗筋)
A-5.股関節屈曲-伸展(中殿筋の関与)
A-6.股関節屈曲-伸展(小殿筋の関与)
A-7.股関節屈曲-伸展(小殿筋および外旋筋の関与)
A-8.股関節伸展(内転筋の関与)
A-9.股関節外転・外旋を伴った屈曲(複合的運動に伴う各筋の変化)
A-10.股関節屈曲および外転・外旋を伴った屈曲(単独の屈曲運動と複合的運動の運動範囲の違い)
A-11.股関節伸展および外転・内旋を伴った伸展(単独の伸展運動と複合的運動の運動範囲の違い)
A-12.股関節屈曲(関節包・靱帯)
A-13.股関節外転・外旋を伴った屈曲(関節包・靱帯)
A-14.股関節外転・外旋を伴った屈曲(関節包・靱帯)
A-15.股関節外転・内旋を伴った伸展(関節包・靱帯)
A-16.股関節軸回転(転がり・滑り運動を伴わない大腿骨頸部軸を中心とした軸回転運動における骨体の運動軌跡)
A-17.股関節軸回転(転がり・滑り運動を伴わない大腿骨頸部軸を中心とした軸回転運動における骨体の運動軌跡)
B.外転-内転
B-1.股関節外転(主動筋と拮抗筋)
B-2.股関節外転(主動筋と拮抗筋)
B-3.股関節外転(主動筋)
B-4.股関節外転-内転(主動筋と拮抗筋)
B-5.股関節外転-内転(小殿筋の関与)
B-6.股関節外転-内転(小殿筋の関与)
B-7.股関節外転(外閉鎖筋の関与)
B-8.股関節外転(外閉鎖筋の関与)
B-9.股関節外転(関節包・靱帯)
B-10.股関節外転(関節包・靱帯)
B-11.股関節内転(関節包・靱帯)
C.外旋-内旋
C-1.股関節外旋(主動筋と拮抗筋)
C-2.股関節内旋(主動筋と拮抗筋)
C-3.股関節外旋-内旋(中殿筋・外旋筋群の関与)
C-4.股関節外旋-内旋(中殿筋・外旋筋群の関与)
C-5.股関節外旋(中殿筋・外旋筋群の関与)
C-6.股関節外旋(中殿筋前部線維の関与)
C-7.股関節外旋-内旋(中殿筋・外旋筋群・内転筋群の関与)
C-8.股関節外旋-内旋(中殿筋・外旋筋群・内転筋群の関与)
C-9.股関節外旋-内旋(内転筋深層線維の回旋作用)
C-10.股関節外旋-内旋(小殿筋の関与)
C-11.股関節外旋-内旋(小殿筋・梨状筋の関与)
C-12.股関節外旋-内旋(小殿筋の関与)
C-13.股関節外旋-内旋(小殿筋の関与)
C-14.股関節外旋-内旋(外閉鎖筋の関与)
C-15.股関節内旋-外旋(梨状筋・内閉鎖筋の関与)
D.その他
D-1.股関節屈曲による脱臼(屈曲に伴う脱臼)
D-2.股関節回旋による脱臼(回旋に伴う脱臼)
Ⅱ 大腿下部および下腿上部(膝部)
1.前面(腹側面)/側面
A.浅層
A-1.大腿下部から下腿上部前面の筋膜
A-2.大腿下部から下腿上部外側面の筋膜
A-3.大腿下部から下腿上部内側面の筋膜
A-4.膝部前面(内側広筋・大腿直筋腱・外側広筋・膝蓋骨・膝蓋腱)
A-5.大腿下部外側面の浅層筋(外側広筋・腸脛靱帯・大腿二頭筋)
A-6.外側広筋
A-7.外側広筋
A-8.大腿下部内側面の浅層筋(薄筋・縫工筋・内側広筋)
A-9.内側広筋および外側広筋の停止部構造
A-10.内側広筋および外側広筋の断面
A-11.膝部外側部に付着する腱および靱帯と下腿上部外側面の筋(大腿二頭筋腱・外側側副靱帯・膝窩筋腱・腸脛靱帯・外側膝蓋支帯・長腓骨筋・長指伸筋・前脛骨筋)
A-12.膝部内側部に付着する腱と下腿上部内側面の筋(縫工筋腱・薄筋腱・半腱様筋腱・半膜様筋腱・膝窩筋・ヒラメ筋・腓腹筋内側頭)
A-13.半膜様筋
A-14.鵞足部
A-15.縫工筋
A-16.下腿上部外側面の浅層筋(下腿筋膜・前脛骨筋・長腓骨筋)
B.深層
B-1.膝部前面(深層筋膜・中間広筋)
B-2.中間広筋
B-3.膝関節筋
B-4.膝関節筋
B-5.膝部外側面深層部(長腓骨筋・前脛骨動脈・下腿骨間膜)
B-6.下腿骨間膜
2.後面(背側面)/側面
A.浅層
A-1.膝窩部
A-2.膝窩部の浅層筋(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋・腓腹筋内側頭・足底筋・腓腹筋外側頭)
A-3.腓腹筋とヒラメ筋の結合
A-4.脛骨神経筋枝
A-5.脛骨神経筋枝
A-6.腓腹筋外側頭と足底筋の起始部構造
A-7.腓腹筋外側頭と足底筋の起始部構造
B.深層
B-1.腓腹筋起始部の断面(腓腹筋内側頭・腓腹筋外側頭)
B-2.腓腹筋起始部の断面
B-3.膝窩部から下腿上部の筋(足底筋・膝窩筋・ヒラメ筋)
B-4.膝窩部深層部(脛骨神経・膝窩筋・ヒラメ筋)
B-5.ヒラメ筋
B-6.下腿後面の深層筋(膝窩筋・長指屈筋・後脛骨筋・長母指屈筋)
B-7.下腿後面の深層筋(長指屈筋・後脛骨筋・長母指屈筋)
B-8.下腿中央部水平断面
3.関節部(最深層部)
1.膝部前面(膝蓋下脂肪体)
2.膝部側面(膝蓋下脂肪体)
3.膝部内側面(内側膝蓋支帯・内側半月・内側側副靱帯)
4.膝部外側面(外側膝蓋支帯・外側半月・膝窩筋腱・外側側副靱帯)
5.膝部外側面(腓腹筋外側頭腱・膝窩筋腱・外側側副靱帯・外側半月)
6.膝部外側面(膝窩筋腱・外側側副靱帯・外側半月)
7.膝部前面(膝蓋下滑膜ヒダ・膝蓋下脂肪体・膝蓋骨関節面)
8.膝部前面(膝蓋下滑膜ヒダ・膝蓋下脂肪体・膝蓋骨関節面)
9.膝部前面(膝蓋下滑膜ヒダ・膝蓋下脂肪体・前十字靱帯)
10.膝部前面(外側半月・十字靱帯・内側半月)
11.膝部前面(前十字靱帯・後十字靱帯)
12.膝部前面(前十字靱帯・後十字靱帯・内側半月・外側半月)
13.膝部における大腿骨矢状断面(前十字靱帯・後十字靱帯)
14.前十字靱帯の緊張
15.膝部(前十字靱帯・後十字靱帯)
16.脛骨大腿関節の関節面(外側顆・内側顆・外側半月・内側半月)
17.脛骨関節面(内側半月・外側半月)
18.膝部後面(斜膝窩靱帯・弓状靱帯・後腓骨頭靱帯)
19.膝部後面(関節包・外側顆・内側顆・外側側副靱帯・膝窩筋腱・後半月大腿靱帯・後十字靱帯・内側半月)
20.膝部後面(内側半月・外側半月・後半月大腿靱帯・後十字靱帯・前十字靱帯)
21.下腿上部後面(下腿骨間膜)
22.上脛腓関節部
23.上脛腓関節部
24.関節神経(大腿神経・伏在神経)
25.関節神経(腓骨神経・脛骨神経)
4.その他
1.膝蓋大腿関節の変形例
2.膝部の変形例
5.膝関節の運動
A.屈曲-伸展
A-1.膝部屈曲-伸展(外側広筋・大腿直筋・内側広筋)
A-2.膝部屈曲-伸展(中間広筋)
A-3.膝部屈曲-伸展(腸脛靱帯)
A-4.膝部屈曲-伸展(縫工筋・薄筋・半腱様筋および腓腹筋内側頭)
A-5.膝部屈曲-伸展(ハムストリングス・腓腹筋)
A-6.膝部伸展(ハムストリングス・坐骨神経)
A-7.膝部初期屈曲-伸展(膝窩筋)
B.外旋-内旋
B-1.下腿の外旋-内旋(大腿二頭筋腱・半膜様筋腱・半腱様筋腱・膝窩筋)
B-2.下腿の外旋-内旋(大腿二頭筋腱・腸脛靱帯)
B-3.下腿の外旋-内旋(半膜様筋・半腱様筋・薄筋・縫工筋)
C.その他
C-1.引き出し試験(下腿の位置の違い〔外旋位・中間位・内旋位〕による脛骨の前方移動程度の違い)
C-2.引き出し試験(下腿の位置の違い〔外旋位・中間位・内旋位〕による脛骨の前方移動程度の違い)
C-3.引き出し試験(下腿の位置の違い〔外旋位・中間位・内旋位〕による脛骨の前方移動程度の違い)
C-4.引き出し試験(下腿の位置の違い〔外旋位・中間位・内旋位〕による脛骨の前方移動程度の違い)
C-5.引き出し試験(下腿の位置の違い〔外旋位・中間位・内旋位〕による脛骨の前方移動程度の違い)
C-6.膝関節筋の作用(膝関節筋)
Ⅲ 下腿下部および足部
1.前面(腹側面)/側面
A.浅層
A-1.下腿下部前面および足部背側面の皮膚および皮下組織と筋膜
A-2.足部内側面
A-3.足部外側面
A-4.下腿下部前面および足部背側面の浅層筋および腱(前脛骨筋腱・長母指伸筋・長指伸筋・下伸筋支帯・第三腓骨筋腱・短指伸筋・短母指伸筋)
A-5.足部背側面の伸筋腱(長指伸筋腱・長母指伸筋腱・短指伸筋腱・短母指伸筋腱)
A-6.足部内側面(後脛骨筋腱・屈筋支帯・下伸筋支帯・前脛骨筋腱・長母指伸筋腱)
A-7.足部外側面(長腓骨筋腱・短腓骨筋腱・下伸筋支帯・下腓骨筋支帯・第三腓骨筋腱・長指伸筋腱)
A-8.下腿下部前面(前脛骨筋腱・長母指伸筋腱・長指伸筋腱)
B.深部
B-1.下腿下部および足部背側面の深層部(長母指伸筋・長指伸筋・足背動脈・短母指伸筋・短指伸筋)
B-2.足部背側面の深層筋(短母指伸筋・短指伸筋)
B-3.足部背側面(短指伸筋・立方骨)
B-4.足部背側面の深層筋(背側骨間筋)
B-5.足根管(屈筋支帯・後脛骨筋腱・長指屈筋腱・内側足底神経・後脛骨動脈・外側足底神経)
B-6.脛骨内果の後方を通過する腱(後脛骨筋腱・長指屈筋腱・長母指屈筋腱)
B-7.下腿下部および足部外側面(長腓骨筋腱・短腓骨筋腱・下伸筋支帯・下腓骨筋支帯・第三腓骨筋腱・長指伸筋腱・短指伸筋・短母指伸筋)
B-8.下腿下部および足部外側面(長腓骨筋腱・短腓骨筋腱)
2.後面(背側面)/側面
A.浅層
A-1.下腿下部後面(腓腹筋・ヒラメ筋・アキレス腱)
A-2.下腿下部後内側面
A-3.下腿下部後外側面
A-4.足部底側面の皮膚および皮下組織
A-5.足底部の浅層筋および腱膜(母指外転筋・足底腱膜・小指外転筋)
B.深層
B-1.ヒラメ筋の深層構造
B-2.下腿下部後面(後脛骨筋腱・長指屈筋・脛骨神経・長母指屈筋・短腓骨筋・長腓骨筋腱)
B-3.下腿下部後面(後脛骨筋腱・長指屈筋腱・脛骨神経・長母指屈筋腱・短腓骨筋・長腓骨筋腱)
B-4.下腿下部後内側面(後脛骨筋腱・長指屈筋・長母指屈筋)
B-5.足部底側面(長指屈筋腱・外側足底神経・内側足底神経)
B-6.足底内側面(長母指屈筋腱・長指屈筋腱・短指屈筋腱)
B-7.足底内側面(短指屈筋・長指屈筋腱・長母指屈筋腱)
B-8.足底内側面(長指屈筋腱・長母指屈筋腱)
B-9.足部底側面(長母指屈筋腱・長指屈筋腱・足底方形筋・虫様筋・短母指屈筋・短小指屈筋)
B-10.足部底側面(足底方形筋・短母指屈筋・短小指屈筋)
B-11.足部底側面(短母指屈筋・母指内転筋・底側骨間筋・短小指屈筋・長足底靱帯)
B-12.足部底側面(底側骨間筋・背側骨間筋)
3.関節部(最深層部)
1.下腿下部前面および足部背側面(前距腓靱帯・前距踵靱帯・踵立方靱帯・楔立方靱帯・立方舟靱帯・背側楔舟靱帯・背側楔間靱帯・背側足根中足靱帯・距舟靱帯・内側靱帯前脛距部)
2.下腿下部および足部外側面(前脛腓靱帯・踵腓靱帯・前距腓靱帯・前距踵靱帯・骨間距踵靱帯・立方舟靱帯・背側踵立方靱帯・距舟靱帯・背側楔舟靱帯)
3.下腿下部および足部内側面(内側靱帯後脛距部・内側靱帯脛踵部・内側靱帯前脛距部・距舟靱帯・背側楔舟靱帯)
4.下腿下部および足部後面(内側靱帯後脛距部・後距踵靱帯・後距腓靱帯・踵腓靱帯・横脛腓靱帯・後脛腓靱帯)
5.足部底側面(長足底靱帯・底側踵舟靱帯・底側楔舟靱帯・底側立方舟靱帯・底側踵立方靱帯・骨間楔中足靱帯・底側中足靱帯)
6.足部外側面深層部(骨間距踵靱帯・踵舟靱帯・踵立方靱帯)
7.足部背側面(骨間楔間靱帯・骨間楔中足靱帯)
8.距腿関節部
9.距腿関節部
10.距腿関節部
11.下脛腓靱帯結合部
12.下脛腓靱帯結合部
13.距舟関節部背側面
14.距骨下関節部および距舟関節部
15.距骨下関節部
16.楔舟関節部および踵立方関節部
17.立方舟関節部
18.楔舟関節部および立方舟関節部
19.足根中足関節部
20.中足指節関節部
21.中足指節関節部
22.中足指節関節部
23.中足指節関節部
24.指節間関節部
25.指節間関節部
4.その他
1.下腿下部における手術固定材(ピン固定)
2.下腿下部における手術固定材(プレート固定)
5.足部の運動
A.背屈-底屈
A-1.足部背屈-底屈(前脛骨筋・アキレス腱)
A-2.足部背屈(前脛骨筋・長母指伸筋・長指伸筋・第三腓骨筋)
A-3.足部背屈(前脛骨筋)
A-4.足部背屈(長母指伸筋)
A-5.足部背屈(長指伸筋)
A-6.足部底屈(後脛骨筋・長指屈筋・長母指屈筋・短腓骨筋・長腓骨筋・下腿三頭筋)
A-7.足部底屈(後脛骨筋)
A-8.足部底屈(長指屈筋)
A-9.足部底屈(長母指屈筋)
A-10.足部底屈(短腓骨筋・長腓骨筋)
A-11.足部背屈-底屈(三角靱帯)
A-12.足部背屈-底屈(前距腓靱帯・踵腓靱帯)
B.外反-内反
B-1.足部内反(短腓骨筋・長指伸筋・長母指伸筋・前脛骨筋)
B-2.足部内反(長腓骨筋・短腓骨筋・前距腓靱帯・骨間距踵靱帯)
B-3.足部内反(前距腓靱帯・骨間距踵靱帯・踵腓靱帯)
B-4.足部内反(運動範囲の変化)
B-5.足部内反(運動範囲の変化)
B-6.足部内反(距骨・踵骨・舟状骨・立方骨で構成される関節面の動き)
B-7.足部内反(距骨・踵骨・舟状骨で構成される関節面の動き)
B-8.足部外反(三角靱帯)
Ⅳ 体表解剖/触診
1.触診を行うにあたり
1.心得/準備
2.触診技術の基本事項
3.触診の進め方
4.触診肢位
5.留意事項
2.骨の突出部および陥凹部を主とした視診・触診
1.寛骨
前面(腸骨稜・上前腸骨棘・下前腸骨棘・恥骨結節)
後面(腸骨稜・上後腸骨棘・坐骨結節)
側面(腸骨稜・上後腸骨棘・上前腸骨棘・下前腸骨棘・坐骨結節)
2.大腿骨
大転子
3.膝部(大腿骨下部・脛骨上部・腓骨上部・膝蓋骨)
- 前面(外側上顆・内転筋結節・内側上顆・外側顆・内側顆・腓骨頭・膝蓋骨)
4.下腿下部および後足部(腓骨下部・脛骨下部・距骨・踵骨)
- 腓骨外果・脛骨内果・距骨・踵骨
5.中足部(舟状骨・楔状骨・立方骨)
- 舟状骨・楔状骨・立方骨
6.前足部(中足骨・基節骨・中節骨・末節骨)
3.神経学的検査のための筋および腱の視診・触診
【大腿前面の筋】
1.縫工筋
2.腸骨筋
3.恥骨筋
4.大腰筋
5.長内転筋
6.薄筋
7.大内転筋
8.短内転筋
【大腿四頭筋】
9.大腿直筋
10.外側広筋
11.内側広筋
12.中間広筋
13.大腿筋膜張筋
【大腿後面の筋】
1.大殿筋
2.中殿筋
3.小殿筋
4.梨状筋
5.上双子筋
6.内閉鎖筋
7.下双子筋
8.大腿方形筋
9.外閉鎖筋
10.大腿二頭筋
11.半腱様筋
12.半膜様筋
【下腿前面/外側面の筋】
1.前脛骨筋
2.長母指伸筋
3.長指伸筋
4.第三腓骨筋
5.長腓骨筋
6.短腓骨筋
【下腿後面の筋】
【下腿三頭筋】
1.腓腹筋
2.ヒラメ筋
3.足底筋
4.膝窩筋
5.後脛骨筋
6.長指屈筋
7.長母指屈筋
【足部背側面の筋】
1.短指伸筋
2.短母指伸筋
3.背側骨間筋
【足部底側面/側面の筋】
1.母指外転筋
2.小指外転筋
3.短母指屈筋
4.短小指屈筋
5.短指屈筋(足底腱膜)