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先輩、ケアの優先順位ってどう考えますか?

先輩、ケアの優先順位ってどう考えますか?
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筆頭著者 昭和大学附属病院看護部 (編著)

照林社

電子版ISBN

電子版発売日 2023年4月26日

ページ数 112

判型 B5判

印刷版ISBN 978-4-7965-2587-9

印刷版発行年月 2023年4月

DOI https://doi.org/10.32249/9784796525879

書籍・雑誌概要

スケジュールの再調整、協力依頼、多重業務。
先輩・後輩188人の声から集めた
よくある“困った場面”で学ぼう!

多重業務が次々と生じる看護現場では、多くの看護師がケアの優先順位に悩んでいます。そこで本書は、188人の後輩・先輩看護師にアンケートを行い、「優先順位に困る場面」について徹底調査しました。その結果をふまえ、後輩が困った場面について、先輩と一緒に振り返る形式で解説。患者さんの視点や後輩・先輩双方の本音もふまえて、看護現場で大切な考え方が学べます。日々の“困った場面”をひも解くヒントがつまった1冊です。

目次

[はじめに]先輩、いつもどう考えていますか?
1 先輩が困る場面はどんなときか、教えてください。
2 心のゆとりを生むワザを教えてください。
3 効率のよいラウンドのしかたを教えてください。
4 報連相の優先順位を教えてください。

[場面別]こんなとき、どう考えたらいいですか?
➀スケジュールの再調整
場面1 不慣れな輸血投与を、急に依頼されました。
場面2 創部処置を約束していた時間に、他の患者さんの輸血投与を依頼されました。
場面3 化学療法の点滴を準備しているときに、医師から検査介助を依頼されました。
場面4 清拭中に、医師から処置介助を依頼されました。
場面5 患者さんが涙ぐみながら話しているときに、外来診察に呼ばれました。
場面6 検査出床時に、他の患者さんのオンコール手術が重なりました。
場面7 手術出床時に、他の患者さんの家族から声をかけられました。

②他のスタッフへの協力依頼
場面8 手術室に患者さんを迎えに行こうとしたら、化学療法中の患者さんが刺入部の違和感を訴えました。
場面9 末梢静脈ルートの再挿入を失敗してしまいました。
場面10 人工呼吸器アラーム対応方法がわからず、相談できる先輩がいません。
場面11 せん妄で興奮状態の患者さんに、1人で対応しきれません。

③多重業務の優先順位
場面12 帰宅欲求が強い認知症の患者さんの対応中に、ナースコールでトイレ介助を頼まれました。
場面13 深夜のおむつ交換中に、離床センサーのナースコールが鳴りました。
場面14 食事介助中に、他の患者さんからナースコールでトイレ介助を頼まれました。
場面15 患者さんが呼吸困難を訴えたとき、同室の患者さんが強い腹痛を訴えました。
場面16 点滴更新の時間に、リーダーから別の業務を依頼されました。
場面17 認知症の患者さんから繰り返しナースコールがあり、他の患者さんの対応ができません。
場面18 呼吸困難が強く急変の可能性のある患者さんが、トイレへ行こうとしています。

[おわりに]先輩にお願いです。
1.できていないことを指摘するだけでなく、根拠も教えてください。できていることも教えてもらえるとうれしいです。
2.先輩が忙しそうで、話しかけにくいです。報告するタイミングをつくってもらえませんか。
3.強い言いかたをする先輩が苦手で話しかけられません。どうしたらよいでしょうか。
4.部署によって方法が違うときは、どうしたらよいでしょうか。