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「病院船」が日本を救う

海洋国・災害多発国 日本に今必要なもの

「病院船」が日本を救う
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筆頭著者 砂田 向壱 (編)

へるす出版

電子版ISBN

電子版発売日 2021年7月5日

ページ数 224

判型 新書

印刷版ISBN 978-4-89269-871-2

印刷版発行年月 2015年9月

DOI https://doi.org/10.32209/9784892698712

書籍・雑誌概要

四方を海に囲まれた日本は、古くから「海洋国家」として、海と密接な関わりをもって発展してきた。四季が織りなす美しき日本である一方、台風、豪雨・土砂災害、河川氾濫に大洪水、高潮災害、加えて火山噴火災害から地震・津波災害等、ありとあらゆる自然災害が発生する災害大国でもある。阪神淡路大震災の直後、わが国に病院船が必要という政治機運が高まったことがあるが、結局実現していない。非常時においても、過度に陸路に頼る発想が重きをなし、海上からのアプローチは軽視され検討の跡すらない、今後は国民の命を守るためにも海上からのアプローチは必須である。災害は忘れた頃に本当にやってきたではないか。未曾有の大津波を伴い、福島原子力発電所を破壊された。福島原発事故しかり、地下鉄サリン事件しかり、これまで多くの想定外を経験している。本書はこうした事象を危惧する専門家六氏が、各々の専門領域から熱い議論と、海洋国日本、災害大国日本に相応しいアプローチに、グローバルな政策課題であるレジリンスも(創造的回復)も加えて議論している。東京オリンピック開催も控え、「病院船」を望む多くの読者の声によって、本書を出版することにした。

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