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ERの骨折

まちがいのない軽症外傷の評価と処置

ERの骨折
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筆頭著者 太田 凡 許 勝栄 (編集)

シービーアール

電子版ISBN

電子版発売日 2019年3月4日

ページ数 212

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-902470-65-9

印刷版発行年月 2014年6月

DOI https://doi.org/10.32208/9784902470659

書籍・雑誌概要

ERでの「骨折の見落とし」「固定の失敗」「説明の不足」こんな経験はないだろうか。整形外科軽症外傷はERでもっとも多い外傷のひとつ。小児救急とならんで必須のスキルである。軽症の外傷ならば、最低限必要な標準診療は是非ERで行って、整形外科の労苦を助けたいもの。そこに両科のリスペクトしあう連携が構築される。本書はそのために必要なERにおける標準的初期診療の標準化を目指したものである。現場で役立つ適切な評価と処置のスキルを丁寧に解説している。

目次

序 文

第1章 診 察
 1. 「そんなことも聞いていないのか!」と言われない,ERでの病歴のとり方
 2. X線写真の前に身体診察でやっておくべきミニマム

第2章 X線検査
 1. 正面・側面以外の撮影法って何があるの?−オーダーする時書いてある特殊撮影って??

第3章 見逃してはいけないポイント
 1. これだけは絶対に見落とさないで!−血行障害,神経障害,コンパートメント症候群の評価法
 2. 「もうひとつの損傷」に注意−冷静に分析する目を養おう
 3. 見逃しやすい骨折をあたまに刷り込んでおこう−知っていて,狙って撮って,よく診れば,見逃しません,骨折脱臼
 4. 小児で見逃しやすい重要な骨折−子供は大人のミニチュアではない!
 5. 私が納得したい骨折所見の記録法−スムーズなコンサルトに役立ちます

第4章 治 療
 1. RICE ってエビデンスがあるんですか?−エビデンスと臨床とわたしとあなた
 2. Icing, Elevation は具体的にどう指示すればいいの?−具体的な指示書のサンプル
 3. アルミニウムスプリントを使いこなそう−整形外科医を納得させるアルミニウムスプリントの使い方
 4. ソフトシーネの使用
 5. ギプスシーネ(Padded Splint Cast)を使いこなそう
 6. 鎖骨バンドとバストバンドを使いこなそう−鎖骨骨折=鎖骨バンド,肋骨骨折=バストバンド.これでほんとうにいいの?
 7. 膝関節への穿刺法を教えよう
 8. 肩関節脱臼の整復法を教えよう
 9. 包帯と三角巾の正しくて綺麗な使い方のコツ−美しく巻かれた包帯は,患者に安心と信頼感を与える
 10. 救急室での松葉杖の使い方と基本的指導法−患者さんの生活環境も考えよう
 11. ERにおける鎮静処置−薬剤の使い方と注意点

第5章 ピットフォール
 1. 整形外科受診は翌日でいいの?
 2. コンパートメント症候群の発見が手遅れとならないために−脈が触れてもコンパートメント症候群?
 3. 「骨折を ERで見逃された」ということをなくすには?−トラブルにならないためのインフォームドコンセント

Entrainez-vous
 ERで見逃しやすい骨折
 「もう一つの損傷」に注意!講座編

編集後記

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