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雑誌
医学のあゆみ298巻12号
人工冬眠がもたらす次世代医療に向き合う
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2026年9月21日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2026年9月
書籍・雑誌概要
人工冬眠がもたらす次世代医療に向き合う
企画:砂川玄志郎(理化学研究所生命機能科学研究センター冬眠生物学研究チーム)
・物語では描かれるものの,人間には不可能であると考えられてきた「人工冬眠」.それがいま,生物学と医学の進展により現実の科学として姿を現しつつある.
・本特集では,体温管理療法(TTM)が抱える生理学的パラドックス,冬眠研究が示す新概念“能動的低代謝”,視床下部のQ神経による冬眠様状態の誘導,超音波刺激という非侵襲的アプローチなど,人工冬眠を再現可能・制御可能な“医療技術”として定義し,現代医療の限界を突破するロードマップを提示する.
・サルコペニアの予防や臓器の長期保存への応用可能性,そして人生に“一時停止期間”が挿入されたとき,死生観や社会制度はどう変わるべきか.哲学・医療倫理の専門家や作家を交えて議論する.
目次
はじめに――人工冬眠研究の現在地と,その先にある問い
体温管理療法から代謝制御療法へ――救急集中治療における休眠療法の応用展望
冬眠がもたらす臨床応用の可能性
経頭蓋超音波照射による生理機能制御――自由行動動物への冬眠様状態の誘導に向けて
冬眠様状態を制御する中枢神経機構――低体温・低代謝を導く神経回路とその応用
冬眠動物に学ぶ“衰えない筋肉”――低代謝状態による筋恒常性維持機構
冷やしても死なない細胞の仕組み――冬眠哺乳類の低温耐性メカニズムの解明に向けて
冬眠における時計遺伝子発現の再編成――シマリス肝臓にみる深冬眠-中途覚醒サイクルと末梢時計の部分再起動
人工冬眠技術をめぐる哲学的論点の整理と,“同期”の崩壊について
低体温・低代謝の人工的導入と医療倫理――いわゆる“人工冬眠”と倫理の接点
[コラム]人工冬眠を描いたフィクション作品群の発展
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