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医学のあゆみ292巻3号

肝疾患の早期発見・早期治療の要となる肝機能検査

医学のあゆみ292巻3号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2025年1月20日

ページ数 70

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2025年1月

書籍・雑誌概要

肝疾患の早期発見・早期治療の要となる肝機能検査
企画:竹原徹郎(大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学)

・肝疾患検査における温故知新! 日常よく測定される肝臓に関わる臨床検査項目 ―ALT,GGT,PT,血小板,FIB-4,アンモニア,肝炎ウイルスマーカー― の最新知見を紹介し,その意味を再考する.
・日本肝臓学会は“奈良宣言2023”を発出した.慢性肝疾患をあらためて“CLD(chronic liver disease)”と位置づけ,かかりつけ医,専門医へと適切につなげていくことの重要性を提言している.
・沈黙の臓器ともいわれる肝臓のSOSを拾い上げ,早期診断から早期治療につなげなければならない.本特集が,日本からCLD に伴う肝疾患を減らす一助となることを期待したい.

目次

肝臓からの“SOS”;ALTによる慢性肝疾患の早期診断――「奈良宣言2023」を踏まえた慢性肝疾患スクリーニング
肝疾患の早期発見・早期治療に向けたGGTの有用性
血小板
肝硬変治療介入のための栄養評価指標としてのアルブミンの意義
プロトロンビン時間
アンモニア代謝と肝性脳症診療のこれから
肝炎ウイルスマーカー

TOPICS
【生理学】
活性酸素が記憶学習に必要であることの解明
【医動物学・寄生虫学】
トコジラミの蔓延と医療施設における対策

連載
【自己指向性免疫学の新展開――生体防御における自己認識の功罪】
21.腫瘍死細胞由来分子による免疫制御機構
【細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望――臨床への展開】
7.変形性膝関節症に対する脂肪由来細胞治療

フォーラム
【数理で理解する発がん】
19.複数の突然変異
【戦争と医学・医療】
9.戦争とハンセン病――戦時下における医師の変容とその影響
【病院建築への誘い――医療者と病院建築のかかわりを考える】
特別編―バルセロナにおける歴史的病院建築の転用(後編)