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医学のあゆみ279巻11号
基礎と臨床の両面から挑む血栓止血学
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2021年12月13日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2021年12月
書籍・雑誌概要
基礎と臨床の両面から挑む血栓止血学
企画:後藤信哉(東海大学医学部内科学系循環器内科学)
・1990年代,循環器内科領域における血栓止血領域への興味は少なかった.心筋梗塞などの血栓症を診ていたのに,血栓止血の視点が少なかったのは不思議であった.
・その後,抗血小板薬としてクロピドグレルが開発され市場が拡大した.さらに,心房細動の脳卒中予防に経口の直接的凝固因子阻害薬(DOAC)が開発され,数兆円の市場規模に至った.
・今回の特集では基礎的,臨床的視点から血栓止血学における最近の進歩をエキスパートに解説いただく.診療に役立つのみならず,読者の皆様の学術活動に資することを期待する.
目次
■血小板と血栓形成――機序と臨床的意義
■循環器領域における抗血栓治療の現状
■血栓止血におけるプロコアグラント血小板の役割
■脳血管疾患発症制御における抗血栓療法
■血流下における血小板を中心とした血栓形成シミュレーター
■血栓性疾患の病理
■COVIDー19に伴う血栓症
■フォン・ヴィレブランド因子と血栓・止血
連載
【この病気,何でしょう? 知っておくべき感染症】
26(最終回).シラミ症(この白くうごめくモノは?)
【オンラインによる医療者教育】
12.診療科の魅力が伝わるオンライン実習――北海道大学産婦人科の事例
【ユニークな実験動物を用いた医学研究】
10.ショウジョウバエから見出された非典型的ドパミン放出による学習強化モデル
【COVIDー19診療の最前線から――現場の医師による報告】
4.血栓症と炎症:多臓器不全・多様な症状への進行機序
特報
【第58回(2021年度)ベルツ賞受賞論文1等賞】
ウイルス感染症の制御機構
【第58回(2021年度)ベルツ賞受賞論文2等賞】
ヒトT細胞白血病ウイルス1型の生き残り戦略と病原性