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医学のあゆみ271巻7号
脊髄損傷治療はどこまで可能か
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2021年1月18日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2019年11月
書籍・雑誌概要
脊髄損傷治療はどこまで可能か
企画:松山幸弘(浜松医科大学医学部附属病院病院長,同整形外科学講座)
・脊髄損傷は年間100万人当たり40.2人発症し,国内で年間約5,000人の新規脊損患者が発症している.また,現患者数は約8万人(18歳以上)で,そのうち労災患者は約1.5~2万人と報告されている.
・脊髄再生治療の可能性については基礎研究,臨床研究を含め世界各国で進められているが,そのなかでも2018年,日本ではじめて保険認可された骨髄由来間葉系幹細胞(MSC)移植が認められた.
・本特集では,現在どこまで脊髄損傷後の再生治療が進んでいるのか,また実際はどこまで可能なのかを脊髄再生治療のトップリーダーの先生方にご執筆いただく.
目次
■ HGFを用いた急性期脊髄損傷治療――新規薬剤髄腔内投与の治験開始までの道のり……北村和也・他
■急性脊髄損傷に対する顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を用いた神経保護療法……古矢丈雄・他
■脊髄損傷患者に対する自家骨髄間葉系幹細胞移植療法……森田智慶・他
■神経栄養因子とコンドロイチナーゼによる脊髄再生の促進……菅野晴夫
■Scaffold-freeな骨髄間葉系細胞シートの有用性――軸索再生とグリア瘢痕形成抑制……奥田哲教・他
■慢性期脊髄損傷治療とグリア瘢痕制御……岡田誠司
TOPICS
【腎臓内科学】
HGF分泌シートの開発と腎線維化抑制……岡雅俊・新田孝作
【消化器内科学】
MRエラストグラフィによる肝線維化評価……米田正人・他
【神経内科学】
αシヌクレインのプリオン様作用……寺田真・玉岡晃
連載
【地域医療の将来展望】
9.地域医療とワークライフバランス……牧野伸子
【診療ガイドラインの作成方法と活用方法】
4.急性膵炎ガイドライン……廣田衛久・他
フォーラム
【医療社会学の冒険】
19.ヒステリーのヒストリーと19世紀健康ブーム……美馬達哉